.NET Framework、CLR、Visual Studio、Windows の関係がよくわかる図
英語版の MSDN ライブラリーですが、.NET Framework、CLR、Visual Studio についてわかりやすい図が掲載されていました。こういうのはあまりまとまってないのでご紹介です。
.NET Framework と CLR との関係。.NET Framework 1.1 は CLR 1.1、.NET Framwork 2.0~3.5 は CLR 2.0、.NET Framework 4 は CLR 4 ということが分かります。
Visual Studio と .NET Framework の関係。
これに以下の記事で紹介されている内容を加えると、Windows と .NET Framework の関係も分かります。
こうして見ると、現状ではサーバーサイドでは OS にあった .NET Framework を選択すれば問題ありません。
クライアントサイドは Windows にインストールされている .NET Framework のバージョンに合わせる必要がありますが、.NET Framework は自動更新によって配布されているので、Windows Update を止めていなければ最新バージョンで問題ないでしょう。
自動更新については、以下の情報を参照してください。
気になる .NET Framework 4.5 ですが、.NET Framework 4.5 Developer Preview には以下のような記述があったので、CLR は 4 ということでしょう。
このソフトウェアは .NET Framework 4 のインプレース更新であり、.NET Framework 3.5 およびそれ以前のバージョンと並行して動作するように設計されています。
ただサポート OS は以下のようになっています。Windows XP/Vista がばっさり切り落とされていますね。これはクライアントサイドで導入するのは相当難しいのではないでしょうか。
サポートされているオペレーティング システムWindows 7/Windows Server 2008 R2
- Windows 7 (x86 および x64)
- Windows Server 2008 R2 (x64)
- Windows Developer Preview (x86 および x64)
- Windows Server Developer Preview (x64)
サポートされているアーキテクチャ:
- 32 ビット (x86)
- 64 ビット (x64)
そして、.NET Framework 4.5 に対応する開発環境は Visual Studio 11 になります。
.NET Framework が登場したことで、アプリケーションの実行環境が単純化されたと思っていましたが、.NET Framework、Visual Studio、Windows のバージョンアップ、そしてサポートライフサイクルの関係でどんどん環境が複雑化していってますね。
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