[書籍]Windows Azureアプリケーション開発入門
さて、先日『Windows Azure 入門』書籍の感想を書きましたが、今度は『Windows Azureアプリケーション開発入門』を読んでみたのでその感想を書いてみたいと思います。
この書籍は、アプリケーション開発入門というだけあって、基本的な内容と、サンプルコードが多く紹介されていて実装イメージがつきやすいですね。
あと、特徴的なのが、PHP の開発環境構築方法が紹介されていることと、AppFabric というオンプレミス(企業内)のサービスとパブリッククラウドを連携について詳しく解説されていることです。
オンプレミスのシステムとパブリッククラウドの連携は、エンタープライズ用途では必ず考慮しなければいけないでしょうから参考になります。
2010年3月に発売されたばかりなので、サービスの内容や名称がいろいろ変わっている Windows Azure の最新情報としてまとまっているのもよいです。
この書籍とは関係ないですが、Windows Vista SP1 以降でないと開発できないのが、Windows Azure の苦しい点ですね。多くの企業はまだ Windows XP が現役だと思いますが、その企業ではそもそも Windows Azure の開発ができないですし。
Windows Azure はクラウドサービスの中でも有力な選択肢と思っていますが、環境面がネックになって普及まで時間がかかるのではないでしょうか。
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