Bluetooth メモ
Bluetooth って知っているようでよく分かってないので簡単に調査メモ。まともに理解しようとすると、結構難しいことが判明。むぅ。。。
Bluetooth 概要
Bluetooth は 免許なしで利用可能な 2.4GHz 帯の電波を利用して通信している。赤外線を利用する IrDA と違い障害物の影響を受けにくい。現在では、Bluetooth と IrDA は用途により使い分けがされている模様。
Bluetooth は無線LAN の干渉を受けることがあるという情報もあるが、周波数ホッピング方式(FHSS:Frequency Hopping Spread Spectrum)を採用しているため干渉を受けにくく、ver1.2からのAFH(Adaptive Frequency Hopping)機能のため安定した通信が可能らしい。
Bluetooth のバージョン
1.0b
最初のバージョン。
1.0b+CE (Critical Errata)
1.0bに修正を加えたもの。現在ではごく古い機器でまれに見かける程度。
1.1
規格が安定し本格的な普及期を迎えたバージョン。多数の搭載機器が発売された。
1.2
2.4GHz無線LAN(IEEE 802.11/b/g)との干渉対策を盛り込んだバージョン。比較的新しい機器に搭載されている。
2.0
高速化機能EDR(Enhanced Data Rate)を盛り込んだバージョン。EDRに非対応の2.0機器と対応の2.0+EDR機器が混在している。
2.1
ペアリングが簡略化され、近距離無線通信のNFC(Near Field Communication)に対応。マウスやキーボードのバッテリー寿命を最大で5倍延長できる「Sniff Subrating」機能を搭載した。
3.0
IEEE 802.11 Protocol Adaptation Layerを採用することで規格値上24Mbpsの高速度通信を行えるようになった。また、電力管理機能を強化、省電力性を向上させた。1.0b~1.1ではバージョン間の非互換性が問題視されていたが、1.1以降はそのような問題もほぼなくなり、順調に推移している。 将来的には超広帯域無線を利用したワイヤレスUSBとの統合も検討されている。
最大実行速度
バージョン | 非対称型通信時 | 対称型通信時 |
---|---|---|
1.x | 下り723.2kbps/上り57.6kbps | 432.6kbps |
2.x | 下り723.2kbps/上り57.6kbps | 432.6kbps |
2.x + EDR | 下り2178.1kbps/上り177.1kbps | 1306.9kbps |
通信距離
Bluetooth は電波強度を指定したクラスがあり到達距離が決まっている。
クラス | 到達距離 |
---|---|
Class 1 | 100m |
Class 2 | 10m |
Class 3 | 1m |
最大接続数
Bluetooth で接続できる最大接続数は 1対7。ただ、仮想1対多接続というものがあるらしい。
Bluetooth の接続方法
Bluetooth は接続する側(マスター)と 接続される側(スレーブ)という役割がある。
- スレーブ側を待ち受け状態にする
- マスター側から「探索(発見)」操作を行う
- 接続可能な Bluetooth 機器から接続相手を決定する
- マスター・スレーブ双方でパスキー(PIN)を入力し接続する
利用方法
一般用途としてはこんな感じ。
- 携帯電話・PHS のワイヤレスヘッドフォン
- ハンズフリー通話
- 無線モデム(インターネット接続)
- カーナビゲーション
- RFIDタグ・バーコード リーダ
- マウス・キーボードなどの外部機器
特殊用途?
参考サイト
- Bluetooth - Wikipedia
- Bluetoothとは 【ブルートゥース】 - 意味・解説 : IT用語辞典
- Bluetoothとは? | 無線化.com
- 週末雑貨 cocolog館: Bluetooth とは…備忘録 と docomo ユーザー向けまとめ
- Bluetoothって一体何? 便利な使い方教えます
- Windows Embedded - Windows Embedded Source Tools (Bluetooth テクノロジ版)
- JavaでBluetoothデバイスを探索するサンプルプログラムを作ってみた - hoge256ブログ
スポンサーリンク
Twitter ではブログにはない、いろんな情報を発信しています。
@fnyaさんをフォロー
コメント