VMWare Player + CentOS5 環境構築メモ
h4.vm {
background-color:#ffffff;
border-left:18px solid #dddddd;
margin:1px;
padding:0.1em 0.1em 0.1em 0.4em;
}
h5.vm {
background-color:#ffffff;
border-left:12px solid #dddddd;
margin:1px;
padding:0.1em 0.1em 0.1em 0.4em;
}
概要
Windows Vista上で、VMWare Playerを使用したCentOS5の環境を構築する方法のメモを残しておきます。
VMWare Playerのダウンロード
まずは、VMWare PlayerのダウンロードサイトからVMWare Playerをダウンロードします。
2008年1月19日の時点のバージョンは、ver2.0.2でした。
なお、ダウンロード時はメールアドレスなど簡単な情報を入力する必要があります。
VMWare Playerのインストール
ダウンロードしたインストーラを実行して、そのままインストールするだけです。
インストール後は、OSの再起動が必要になります。
VMWare Player用のディスクイメージの入手
通常、VMWareのディスクイメージを作成するには、有償のVMWare Workstationが 必要になります。
ですが、下記Webサービスを利用すると、無料でVMWareのディスクイメージをダウンロードすることができます。
今回は、easyvms 2.0のメニューから下記のような設定でディスクイメージを作成し、ダウンロードしました。必須項目のみ指定しています。
Virtual Machine Name | CentOS5 |
Select GuestOS | Redhat Enterprise Linux 4 |
Memory Size | 320MB |
# of CPUs | 1CPU |
Disk #1 | Disk Size 4.7GB(Fits on a DVS) |
CentOSのダウンロード
CentOSのダウンロードサイトから、CentOSのCDイメージをダウンロードします。
今回ダウンロードしたCDイメージは、以下のものになります。
- CentOS-5.1-i386-bin-1of6.iso (625MB)
- CentOS-5.1-i386-bin-2of6.iso (632MB)
- CentOS-5.1-i386-bin-3of6.iso (618MB)
- CentOS-5.1-i386-bin-4of6.iso (635MB)
- CentOS-5.1-i386-bin-5of6.iso (631MB)
- CentOS-5.1-i386-bin-6of6.iso (528M)
インストール事前準備
デフォルト設定だと、VMWare PlayerはISO形式のファイルを読み込むことができません。
ですので、先ほどダウンロードしてきたVMWareの構成ファイル「CentOS5.vmx」を、ISOファイルを読み込むようにテキストエディタで編集します(赤字部分)。
# Settings for physical CDROM drive
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
ide1:0.startConnected = "TRUE"
ide1:0.fileName = "C:\VMWare\OS\CentOS5\CentOS-5.1-i386-bin-1of6.iso"
ide1:0.autodetect = "TRUE"
CentOSのインストール
VMWare Player から先ほど編集した、VMWareのディスクイメージを開くとCentOSのインストールが開始します。
CentOSのインストールについては、下記サイトで非常に詳しく解説されているので、こちらをご参照ください。
インストールの途中で、次のCD-ROMを要求された際には、以下のようにしてISOファイルを切り替えることができます。
- 画面上部の「CD-ROM (IDE1:0)」を押してCD-ROMから切断
- VMWare Playerの右上の[x]ボタンを押してVMWare Playerを終了
- このとき、VMWare Playerはサスペンド状態になる
- *.vmx ファイルの「ide1:0.fileName」部分を、次のディスクイメージのファイル名に変更し保存
- *.vmx をダブルクリックすると、終了前の状態に戻る
- 「CD-ROM (IDE1:0)」を押してCD-ROMと接続すると、インストールを継続
インストールが最後まで行ったら、以下のようにCD-ROMの設定を元に戻します。
- 「CD-ROM (IDE1:0)」を押して、CD-ROMから切断
- VMWare Playerを終了
- *.vmx をテキストエディタで開いてCD-ROMの設定を元に戻す
# Settings for physical CDROM drive
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.deviceType = "cdrom-raw"
ide1:0.startConnected = "TRUE"
ide1:0.fileName = "auto detect"
ide1:0.autodetect = "TRUE"
- *.vmx ファイルをダブルクリックして、VMWare Playerを起動
- 「CD-ROM (IDE1:0)」を押してCD-ROM接続後に再起動
インストール後処理
環境のアップデート
こちらの情報を参考にして、環境のアップデートを行っておきます。
# /etc/rc.d/init.d/yum-updatesd stop
# yum -y remove yum-updatesd
# yum -y install yum-fastestmirror
# yum -y update
時刻設定
実際に稼働させるサーバであれば、NTPの設定や、VMWareの時刻ズレの問題を解消しなければいけないのですが、今回はローカルの実験環境なので特に設定しませんでした。
この情報を参考にしている方で、時刻設定が必要な方は参考サイトをご確認ください。
参考サイト
- CentOSで自宅サーバー構築
- VMware Playerを用いたイメージの作成法 (ITmedia エンタープライズ)
- VMware Player で ISO イメージファイルを切り替える方法について(熊猫さくらのブログ)
- [comp] vmware playerで、centos環境をつくってみるテスト(kwg memo)
- VMware で Linux を動かした際の時刻のずれを解消する(続き)(WebOS Goodies)
関連エントリー
- EasyVMX! - VMWareのディスクイメージを無料で作成してくれるサービス
- VMX-Editorベータ版 - VMWare Playerのイメージを作成するフリーツール
- VMWareのイメージ作成ツール
- VMWare Playerのイメージダウンロード
- VMWareの仮想ディスクサイズ変更方法
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