2015/12/31

Vagrant で Windows 7 + IE8 の環境を構築する


はじめに

Vagrant の Box には、Windows 7 + IE8 の環境があります。

2016年1月12日から Windows 7 の IE は強制的に IE11 にアップグレードされますが、WSUS で IE8 に留める企業もあると思います。そういう場合に、この環境が利用できるのではないでしょうか。

なお、この環境は Modern.IE から提供されるものなので、90日間という使用制限が付くことをあらかじめご了承ください。

と思って、Modern.IE にアクセスしたら、以下のアドレスにリダイレクトされました。Modern.IEなくなっちゃたのですかね?

https://dev.windows.com/en-us/microsoft-edge/

一応、Windows の仮想環境は問題なくダウンロードできるようですが(以前より便利になっている)。

事前準備

事前に以下のツールをインストールしておきます。

 Vagrant には仮想化ツールが必要なので、仮想化ツールとして VirtualBox を選択しました。

また、実際の環境構築は Mac で行いましたが、上記ツールのインストール以外は、Mac と Windows で差はないと思います。若干読み替える必要があるかもしれませんが、それは随時ご対応ください。

 

Vagrant の初期化

Vagrant は環境ごとにフォルダが必要になることにご注意ください。通常のこの方法では 8時間とか時間がかかるので、方法を変えます。直接ダウンロードすれば早いようです。

なお、BOX は以下のサイトのものを利用する予定でした。

http://www.vagrantbox.es/

 ちょっと見づらいのですが、この BOX は VirtualBox  から提供されているので、BOX の使用は自己責任ではありますが、ある程度安心して利用することができます。

Win7ie8

 

代替方法ですが、Microsoft の以下のサイトにアクセスし、Windows 7 + IE8 の Vagrant 環境をダウンロードします。

Microsoft の純正なので安心ですね。

https://dev.windows.com/en-us/microsoft-edge/

Win7ie8 2

 

ダウンロードした、IE8.Win7.Vagrant.zip を解凍しようとすると、Mac だと zip → cpgz → zip の圧縮ループに入ってしまうので、ここでは、The Unarchiver というアーカイバを利用して解凍します。すると、IE8 - Win7.box というファイルが、ダウンロードディレクトリに作成されます。

以下のコマンドを実行します。

$ cd
$ mkdir MyVagrant
$ cd MyVagrant
$ mkdir win7ie8
$ cd win7ie8
$ mv "/Users/<Name>/Downloads/IE8 - Win7.box" ./ 

 

Box を Vagrant に追加し、初期化します。

$ vagrant box add win7ie8 "IE8 - Win7.box”
$ vagrant init  

 

Vagrantfile を編集します。

$ vi Vagrantfile

 

以下の行のコメントを外して保存します。

config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
  vb.gui = true
  vb.memory = "1024"
end

 

Vagrant の起動

では、いよいよ Vagrant を以下のコマンドで起動します。

$ vagrant up

 

無事に起動しましたね。

Win7ie8 3 

 

日本語環境設定

一応、Windows 7 + IE8 環境は立ち上がりましたが、英語版では不便です。

ここでは、日本語環境の設定をしましょう。

 

Windows Update を Control Panel から開いて、Optional の Japanese Language Pack - Windows  7 Service Pack 1 にチェックを入れ、日本語言語パックをインストールします。

現在は、IE のバージョンが上がらないように設定されているようなので Important のチェックを全て入れてますが、2016年1月12日以降は、IE がバージョンアップしないかチェックが必要でしょう。

Win7ie8 10

 

 

スタートメニューから、Control Panel を開き、Region and Languages を開きます。

Formats タブの Format を Japanese (japan) に変更します。

Win7ie8 4 

 

Location タブの Current Location を Japan に変更します。

Win7ie8 5

 

Keyboards and Languages タブで、Change keyboards… をクリックします。

Win7ie8 6

 

ちょっと端折りますが、以下のように日本語設定をして OK をクリックします。

Win7ie8 21

 

ちょっと作業がごちゃごちゃしたので、キャプチャが少し進んでいますが、Choose a display language で 日本語 を選択します。

Win7ie8 12

 

Administrative タブの Language for non-Unicode programs の設定を、Change system local … から Japanese (Japan) に変更します。

Win7ie8 13

 

(この時点で表示言語が日本語になっています)

 

このままではキーボードが英語キーボードになっているので、日本語キーボードに変更します。

コントロールパネルのキーボードを表示し、ハードウェア タブの プロパティ をクリックします。

Win7ie8 14

 

全般 タブの 設定の変更 をクリックします。

Win7ie8 15

 

ドライバー タブの ドライバーの更新 をクリックします。

Win7ie8 16

 

赤枠で囲まれた選択をクリックします。

Win7ie8 17

 

赤枠で囲まれた選択をクリックします。

Win7ie8 18 

 

互換性のあるハードウェア のチェックを外します。

Win7ie8 19

 

(Standard keyboards) の Japanese PS/2 Keyboard (106/109) を選択して、次へをクリックします。

Win7ie8 20

 

画面の指示に従って、Windows を再起動します。

完全に日本語化されてますね。これで OK です。

Win7ie8 22

 

Vagrant の起動と終了の仕方

Vagrant の起動と終了の仕方ですが、以下のようになります。Mac側の該当ディレクトリで実行します。

$ vagrant suspend   #スリープ
$ vagrant resume    #スリープからの復帰

$ vagrant halt          #シャットダウン
$ vagrant up           #起動

$ vagrant reload     #再起動 

 

通常は、vagrant suspend -> vagrant resume と起動とサスペンドを使用するのがよいかと思います。

 

おわりに 

ちょっと苦戦しましたが、Windows でも Vagrant が利用できることが分かりました。

ブラウザの動作確認などに、積極的に使っていきたいですね。

 

関連記事


スポンサーリンク


このエントリーをはてなブックマークに追加




Twitter ではブログにはない、いろんな情報を発信しています。


コメント

コメントを書く



プロフィール

  • 名前:fnya
    経歴:
    SE としての経験は15年以上。様々な言語と環境で業務系システム開発を行い、セキュリティ対策などもしていました。現在は趣味SE。

    Twitter では、ブログでは取り上げない情報も公開しています。


    ブログについて

    このブログは、IT、スマートフォン、タブレット、システム開発などに関するさまざまな話題を取り上げたり、雑感などをつづっています。

    >>ブログ詳細
    >>自作ツール
    >>運営サイト
    >>Windows 10 まとめ

    Twitter のフォローはこちらから Facebook ページはこちら Google+ページはこちら RSSフィードのご登録はこちらから