2015/06/28

「新しい Internet Explorer 移行セミナー資料」がいい感じ


はじめに

少し前になりますが、Microsoft の 「Internet Explorer ブログ(日本語版)」で「新しい Internet Explorer 移行セミナー資料」が公開されており、なかなかいい感じでしたのでご紹介します。

公開されている資料は以下の3つになります。

それぞれの資料の概要を見て行きましょう。

Internet Explorer のいままでとこれから

この資料では、まず、2016年1月12日以降、各 Windows でサポートされる Internet Explorer が最新版になることに触れています。各 Windows のサポートライフサイクルによって、Internet Explorer 9 - 11 とバージョンが異なるので注意が必要です。

Web 開発者から見れば、Internet Explorer 8 の呪縛から解放され、ようやくモダンな Web 開発ができることになります。これは歓迎すべき流れと言えるのではないでしょうか。

Internet Explorer 11 では、業務システムなどのレガシー環境向けに、エンタープライズモードという互換機能が用意されています。エンタープライズモードは Internet Explorer 8 をエミュレートする機能になります。

ブラウザのシェアの資料があったのですが、Internet Explorer のシェアが、2000年には 93% だったものが、2015年の段階で 23% へと大きく下落しています。この 15年間のインターネットでの変化の大きさを改めて感じます。

また、Microsoft はこれからの Web を、Legacy Web と Modern Web に分けていて、Legacy Web を Internet Explorer、Modern Web を 新ブラウザの Edge が受け持ち、Windows 10 のデフォルトブラウザは Edge になります。

個人的には、Edge はもうちょっとデザインを何とかして欲しいですね。シンプルなのはいいのですが、ちょっと地味な感じがします。

Internet Explorer 11 への対応を進めた先行検証事例

こちらは要素が多すぎて概要を記述することが難しいのですが、Internet Explorer 8 から Internet Explorer 11 に移行するのは簡単にはいかないようです。

エンタープライズモードを使用しても UI の変更には対応できないなど、非互換に関して参考になる情報が多く含まれています。

Internet Explorer 11 に移行する際は、目を通しておくと工数が少なくて済むでしょうね。

今こそ知っておきたい、既存 Web コンテンツの最新 Internet Explorer へのマイグレーション方法

こちらの資料でも、Internet Explorer のサポートポリシーの変更について触れられています。ですが、サポートポリシーが変更になるから移行が必要になるというのは、ベンダー視点かなという感じは否めませんね。

Windows 7 + Internet Explorer 11 は 2020年1月14日までしかサポートされないので注意が必要です。あと4年半です。まあ、そのころは Windows 10 + Internet Explorer 11 に企業は移行していると思いますが。

なお、Windows 8.1 + Internet Explorer 11 は 2023年1月10日までのサポートとなります。

既存サイトを Internet Explorer 11 へ移行する方法も提示されています。

その方法は、エンタープライズモードを利用するか、ドキュメントモードを設定するかです。

ドキュメントモードでは、以下のように指定します(IISでも設定可能かと)。

HTML
<meta http-equiv=“X-UA-Compatible” content=“IE=EmulateIE7”>

Web サーバー(web.config)
<system.webserver>
  <httpProtocol>
    <customHeaders>
      <clear />
      <add name=“X-UA-Compatible” value=“IE=EmulateIE7” />
    </customHeaders>
  </httpProtocol>
</system.webserver> 

検証ツールとして、以下の3つが紹介されています。

Compat Inspector は JavaScript のツールなので、<script> タグで呼び出すことができます。ですが、現在、資料に載っている URL で呼び出しができなくなっているようです。URL がなくなってしまったようですね。

自動UIテストについても触れられていますが、自動UIテストは Visual Studio Premium 以上でないと利用できないようなので、なかなかハードルが高いですね。一般的には、Selenium を使うのがよいのでしょうか。

おわりに

Internet Explorer 移行セミナー資料のご紹介をしてきましたが、この資料はもっと注目されてもよいのではないかと思いました。Microsoft ももう少しアピールしてもよい気がしますね。

企業にとっては、Internet Explorer 11 の対応期限が 2016年1月12日まで半年となりました。残り時間はあまりありません。エンタープライズモードを採用しても検証作業は残るので、余裕を持ったスケジュールで対応されることをお勧めします。


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