2013/03/27

Surface RT のいいところ・悪いところ


先日、Surface RT (32GB + Touch Cover)を購入しました。

一部の人に「買っちゃったの?」と言われたけれど気にしません。

気にしたら負けだと思っています(笑)

さて、まず何で Surface RT を購入したのかその理由を書いた方がいいですね。

個人的には、Windows 8 は失敗作だと思っています。きっとあまり普及することなくその次のバージョンに移行することになるでしょう。そう。Windows Vista のように。

でも、失敗していると思うのはデスクトップ版に無理やりタブレット用の Modern UI を組み込んだことにあり、タブレット用の Windows RT はよくできた製品だと思っています。

Windows RT は、今までにない概念を導入しているのでユーザーに学習を強要します。ですが、新しい世界を切り開くなら多少の負担がユーザーにかかるのは仕方がありません。Windows が登場したときに、マウスのダブルクリックと右クリックに誰もが悩んだように。

私が Surface RT を購入したのは、これから来る新しい世界を、使わずに批判するのではなく、実際に新しい世界を体験しておきたいと思ったからです。もし批判をするなら、実際に使っていないと説得力もありませんし。

前置きが長くなりましたが、Surface RT のいいところ・悪いところ、言い方を変えればメリット・デメリットを書いてみます。ちなみに、この記事も Surface RT で書いています。

■いいところ(メリット)

実際に、Surface を使ってみると、その完成度の高さに感心します。

・物理キーボードが付いている

iPad などのタブレット端末には物理キーボードがないですが、Surface には最初から Touch Cover が付いてます。Touch Cover はデザインがシャレているだけでなく、よくできています。慣れればブラインドタッチも可能です。カーソルキーもついています。あまり触れられることがないのですが、Touch Cover には、タッチパッドとクリックボタンも付いているので、通常のノートパソコンと同様の操作も可能です。

・ノート PC とタブレット両方の使い方ができる

物理キーボードが着脱可能で、液晶の後ろにキックスタンドが付いているので、ノート PC と同様の使い方もできるし、キーボードを外せば通常のタブレットとして使うこともできます。

・ソフトウェアキーボードがよくできている

Touch Cover を外すか後ろに畳むかすれば、ソフトウェアキーボードに切り替わります。ソフトウェアキーボードにはいくつか種類があり、分割キーボードがよくできています。分割キーボードは iPad にもありますが、キーボードを半分に分割し左右に寄せることで、タブレットを持ったまま親指で簡単に入力できるようになります。また、手書き入力も識別精度も高くてよい感じです。

・IME が賢い

iOS の IME にイライラする人は多いと思います。Office で鍛えられてきた Surface の IME はストレスなく文章を入力することができます。

・IE10 が PC ブラウザとして認識される

Windows RT の欠点に Windows ストアアプリがまだまだ少ないことがありますが、IE 10 が PC ブラウザとして認識されるために、Facebook や Google+ など、まだアプリが提供されていないサービスも問題なくブラウザから利用することができます。

・Flash が再生できる唯一のタブレット

最近まで、Modern UI の IE には Flash を再生できるサイトに制限がありましたが、その制限がなくなりました。そのため、現在では、Flash を再生可能な唯一のタブレットとなっています。

・標準で Microsoft Office 2013 が付いてくる

iPad や Android には Microsoft Office が提供されていないため、Office 互換アプリが提供されています。それだけ、Office 文書を閲覧・編集するニーズが強いということでもあります。Microsoft 純正の Office が標準で付いてくるのは大きなアドバンテージでしょう。その分価格も高くなっているのですが…。

・セキュリティ機能が充実している

あまり強調されていないのですが、Surface RT はセキュリティ機能が充実していて安心して使用することができる端末です。Windows Updateが自動で実行されるのでユーザーは意識せずに、Windows を最新の状態に保つことができます。Flash Player も常に最新の状態です。また、ウィルス対策は Windows Defender が標準でインストールされており、最新のウィルス定義ファイルで毎日自動でスキャンされます。BitLockerでディスクを暗号化することもできます。

・画面を分割して2つのアプリを同時使用できる

他のタブレットのアプリは全画面表示が基本のため、1アプリしか使用することができません。しかし、Surface は画面の4分の1程度の領域で他のアプリを動作させることができます。ですので、画面左に Twitter の TL を流しながら作業するというようなことができます。

■悪いところ(デメリット)

・値段が高い

ディスク容量が 32GB で Office も付いているのだから仕方がないのかもしれませんが、液晶保護フィルムも購入すると、最低でも6万円弱するというのはやっぱり高いです。値段に対する価値はあるかもしれませんが、購入意欲を喚起する価格ではないのは確かでしょう。

・新しく覚える操作・概念が多い

全く新しい世界を提供するのだから、新しく覚える操作・概念が多いのは仕方がないのですが、一般ユーザーが自力で使いこなせるようになるのはちょっと厳しいです。画面の外から中にスライドするという操作をどれだけのユーザーが発見できるでしょうか。まぁ、スマートフォンも何だかんだといいながら皆使えるようになってきている現在、時間が解決してくれるかもしれませんが。

・Windows ストアアプリが少なすぎる

英語圏も含めて Windows ストアアプリが少なすぎます。日本語のアプリはお寒い状態です。自分が欲しい内容のアプリが英語版の有料版であれば運がよいというほどです。一応、普段使いのタブレットとして問題ない程度のアプリは発見できましたが、電子書籍関連は弱く、iPad の i文庫HD や Kindle アプリがでないと Surface のみでの運用は難しいですね。

・Windows ストアアプリが意外に不安定

Windows ストアアプリが意外に落ちます。また、アプリによりますが、長時間使用していると反応が鈍くなって、日本語入力が固まることなどもあります。

■おわりに

Surface RT のいいところ・悪いところをご紹介しましたがいかがだったでしょうか?

最大の壁は価格とアプリの少なさですが、意外となんとかなってますし、いいところの印象の方が強いので結構使える端末ではないかと思っています。

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コメント

初めまして、ぶんぶく茶釜と申します。非常に参考になりました。

個人的には、Surfaceに非常に興味があり、仕事でも活用していきたいと思っております。

会社からは、iPadを貸与されているのですが、どうもキーボードやマウス操作になれた私のようなオヤジには、使いづらく、お恥ずかしい話ですが、今から、keynoteやnumbers等を覚えるのも一苦労な状態です。

会社に対して、Surface導入をプレゼンしようと思っているのですが、officeが使え、SkyDriveとの連携もスムーズ以外に、fnyaさんがお考えになる会社にSurfaceを導入する際の最大のメリットは何だとお考えになりますか?

ご教示いただければ幸いです。

>>ぶんぶく茶釜さん

返信が遅くなって申し訳ございませんでした。

さて、Surface RTを企業での導入した場合のメリットですね。企業ユースで考えた場合は、SkyDriveはどちらかというとリスクに分類されるでしょうからここでは置いておきましょう。

やはり、Officeが標準で使えるということと、IE10がPCブラウザとして使用できることが大きいと思います。これだけで多くの業務をこなすことができます。

但し、ネックがあり、企業のセキュリティポリシーを変えないと、社内ネットワークにSurface RTをつなぐことができません。一般的な企業のセキュリティポリシーでは、企業指定のOS、暗号化ソフトウェア、アンチウィルスソフトウェアでないと社内ネットワークに接続できません。USBメモリも禁止されています。

ですが、Surface RTがセキュリティ上問題になることは少ないと思います。デフォルトでWindows Defenderがインストールされておりウィルス対策されていますし、BitLockerによりディスクは暗号化可能です。ですので、セキュリティポリシーと運用を変えれば、Surface RTは利用可能だと思います。

昨日、日本語版のSurface Proが発表されましたが、Surface Proなら通常のWindowsなのでセキュリティポリシーの問題もありませんし、Active Directoryにも参加できるので認証の問題のありません。ただ、形がタブレットなノートPCと考えたほうがいいでしょうね。バッテリーの持ちも値段もノートPCと同等なので。

返信ありがとうございます。
今回も非常に参考になりました。ありがとうございます。

fnyaさん的には、RTとProだと、どちらがお勧めですか?
今までの文章から察するとRTですかね?

>> ぶんぶく茶釜さん

Pro と RT のどちらがオススメというのはないですね。Pro と RT は用途も違いますし、値段も違いますので。使用目的と予算で選べば良いと思います。注意点としては、RT では一般的な Windows アプリケーションは動作しないということでしょうか。

Surface 安かったので、買っちゃいました。Office 入って、ソフトキーボード付けて、47700円は、安かった。。
ここ1年半はiPad使って来て、メッチャストレスだったのが、EXCELでした。
Numbersで、ストレスグリグリで、使ってきましたが、もー嫌だということで、半ば衝動買いでしたが。
結構EXCEL使って、色々な事をさせて来たので(思いっきり関数使いまくり、マクロも埋め込み)、Numbersじゃどうしょうもなく、ノートPC並にEXCEL走る、iPadクラスの軽いのが、欲しいというところに、1万円引きのお誘いに、ヒョイでした。
PCの使い方は、人それぞれなのですが、結構私向きでした。
私のPC使用状況は、
1)仕事のベース基地(中国)に、Win7のデスクトップ。
2)月に10日間程度仕事する子会社(フィリピン)に、MacAir >>ブートキャンプ使って、半分Win7
結局重たいので、子会社に置きっぱ>>もったいな〜と言うか、根性なさ過ぎ。
3)家(中国)はデスクトップWinXP の古いのを、子供が使っているのと,メール+ネットメインで、iPad。
4)東京出張所に、社員共用で、DELL Win7
と、一応拠点にPCあるものの、その他の場所への出張に、iPadだけじゃ〜ちょい無理。
ガチで操作するには、1)2)を使っていますが、チョコチョコ出先でいじるには、iPadのNumbersじゃ、キツすぎるということで、ズバッとハマったのがSurefaceでした。
結局、移動及び、出先によって、iPad とSureface 使い分けています。
Skydrive使い出して、結構便利になったのと、Surefaceが、USB突っ込めるのが超楽ッチョに、、、、
個人娯楽用は、iPadが便利で(主にPPTVの映画、ドラマ、アニメ)、EXCELのチョコチョコいじりが必要な、Biz Trip には、Sureface ってな感じで、そこそこええ感じです。。

>>PC チャラ親父さん

PC環境をかなり使いこなしていますね。

自分はそこまでは使いこなせていないですw

Surface は Office が付いているのが最大の強みですよね。

互換ツールでは、やっぱり使いにくいと思います。

定価も下がったことですし、もっと普及するといいですね。

そうすれば、アプリも充実しますので。

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