2007/08/25

Tech・Ed 2007 Yokohama に行っていました


8月21~24日の4日間、MicrosoftのTech・Ed 2007 Yokohama に行っていました。

今回は、Tech・Edに初めての参加でしたが、おもしろかったですね。

Tech・Edでは1つのセッションが75分なのですが、数えてみたら21セッションに参加していました。合計で、約26時間になります。

セッションの内容をいろいろ聞いていると、、今はテクノロジーの大きな転換期で、あと1~2年くらいで、システム開発の現場も、随分と変わっていくだろうと感じます。

Microsoftだけでも、非常に多くのテクノロジーが登場しますが、その中でも、以下のものは注目だと思います。

  • LINQ(Language Integrated Query)
  • Silverlight
  • WCF(Windows Communication Foundation)
  • VSTO(Visual Studio Tools for Office)
  • Office Open XML File Formats

まだ、情報ベースの理解なので、うまく説明はできないのですが、概要は以下のような感じかと。

あえて、WPF(Windows Presentation Foundation)は外してますのであしからず。

 

■LINQ(Language Integrated Query)

LINQは、.NET Framework 3.5から登場したデータアクセス方式です。

LINQはSQL Server/XML/Object/LDAPなどのデータ形式に、統一した方法でアクセスすることができます。

例えば、SQL Serverへからデータ取得を行うには、以下のように書きます。

var titles = from t pubs.titles
                  where t.price >= 20.0M
                  select t;

 

コードに直接、データアクセスのステートメントが書かれていますね。

このメリットは、テーブルのフィールド名などがインテリセンスで表示されることと、通常のSQLのように実行時ではなく、コンパイル時にエラーチェックされることです。

しかも、 LINQ(正確にはLINQ to SQL)では、LINQのステートメントを最適なT-SQLに変換して実行してくれます。リレーションがからんだ複雑なものも、もちろんOK。

そして、ObjectにもLINQは同じようにアクセスができます。例えばDataSetに対しても、LINQで条件を指定してデータ抽出なんかできたりします。今までは、一度取得したDataSetは、自分でプログラムを書いて処理していたので、これは便利ですね(DataViewとかあったと思いますが)。

なんでこんなことができるかというと、LINQは、リレーショナルデータモデルやオブジェクトデータモデルのような「論理データモデル」ではなく、上位の「概念データモデル」のレベルで処理を実行しているため。

残念ながら、.NET Framework 3.5時点での、LINQ to SQL では更新機能はありませんが、講師の赤間信幸さん曰く「LINQは超大型技術」というように、まさにその通りで、今後の大きな期待が持てる技術だと思います。

(2007.8.26更新).NET Framework 3.5時点でのLINQ to SQLでも、更新機能はあるようです。小野@どっとねっとふぁんさん、情報ありがとうございます。 

 

■Silverlight

Silverlightは、いま非常に注目されていますね。

詳しいことは、こちらを見ていただきたいのですが、Silverlightも大きな可能性を感じます。

Silverlightのインパクトはこの辺でしょうか?

  • アニメーションなどFlashに負けない高度な表現力
  • ブラウザのプラグインとして動作し軽く早い
  • クロスブラウザ(IE/FireFox/Safari)
  • クロスプラットフォーム(Windows, Mac OS X)
  • 3D以外は、WPFと同じようなことができる
  • C#,VB,JS,LLなど複数の言語が使える
  • XAMLを介することで、デザイナーと開発者がシームレスに協業できる
  • デザイナー用のExpression, 開発者用のVisual Studioとツールも分かれる
  • DRMに対応

 

■WCF(Windows Communication Foundation)

WCFは、.NET Framework 3.0の時点で登場しましたが、WCFの持つポテンシャルも高いと思います。

WCFはサーバサイドテクノロジーですが、1つのプログラムを書けば、後は設定を変えるだけで、Webサービスでリクエストを受けたり、MSMQ/.NET Remotingなどのリクエストも受けることができるイメージかと。

で、.NET Framework 3.5のWCFは、REST/JSON/RSS/ATOMなどもサポートし、より幅が広がったようです。

 

■VSTO(Visual Studio Tools for Office)

業務アプリケーションにおける、VSTOのインパクトも大きそうです。

新しいVSTOでは、Office2003/2007のアドインを作成できるだけでなく、ClickOnceにも対応しました。これで、Officeのアドインでも配布作業が大幅に楽になりますね。

また、Officeのアドインには、WPFを組み込むこともできたりして、かなりいろいろできそうです。

なんだかんだいって、ユーザはOfficeを使い慣れてますし、Excelにデータが表示されれば、再加工も簡単ですからね。

 

■Office Open XML File Formats

これはすごーく地味ですが、業務アプリケーションの作成では、かなりの威力を発揮する可能性があります。

Open XML File Formatsは、Office 2007で標準で使用されるファイルフォーマットなのですが、XMLベースで作られているため、プログラムから更新することができます。現在は、Word/Excel/PowerPointで使えます。

しかも、過去のOfficeファイルに変換する方法もあるようなので、結構いい感じ。

サーバサイドで、ExcelなどをOLE経由でコントロールすると、サーバが落ちますからね。

サーバサイドで、うまく使えると面白そうです。

 

まあ、そんなこんなで、疲れたけれども、楽しい4日間でした。

 


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コメント

> 残念ながら、.NET Framework 3.5時点での、LINQ to SQL では更新機能はありませんが、

あると思いますが。。。

小野@どっとねっとふぁんさん

LINQ to SQL でも更新機能はあるんですね。誤解していたようです。エントリーも修正いたしました。

情報ありがとうございます!

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