2007/05/31

Windows Server "Longhorn" 概要セミナーに行ってきました


Microsoftセミナー:開発者のためのアプリケーションプラットフォーム Windows Server "Longhorn" 概要セミナー
日時:2007/05/30 10:00~17:00
場所:新宿NSビル

先日、Longhornの正式名称が「Windows Server 2008」だと発表され、リリースも遠い未来ではなくなったので、Windows Server Longhornのセミナーに行ってきました。

本日の講師の方は、NECラーニングの杉岡しづかさんでした。

杉岡さんは、Tech・Ed 2004でスピーカーを務められたり、MSDN Online Event で解説もされているようですね。

セミナーのスライドの中で引っ掛かりそうな用語を的確に説明したり、スライドの内容をかなり詳しく説明していただけたので、分かりやすくてよかったです。

さて、Windows Server 2008で、おもしろいと思った内容を、備忘録程度にメモしておきます。

■Windowsサーバーコア

Windowsサーバーコアというのは、WindowsなのにGUIをインストールしないオプションで、操作はすべてコマンドラインで行う機能です(別のマシンからはGUIで操作可能)。

GUIを使わないことで、使用リソースを抑えパフォーマンスが向上するとのこと。また、インストールされる機能が少ないことで、攻撃を受けにくくなりセキュリティも向上します。

サーバの用途としては、DNS, DHCP, File, Active Directoryなどがあります。

注意点としては、.NETのプログラムやGUIツールは一切動作しないことや、インストール後にGUIに戻すことはできないため、再インストールになることです。

■.NET Framework 3.0

Windows Server 2008では、.NET Framework 3.0が最初からインストールされていますが、デフォルトでは無効になっているため、使用する際に有効にする必要があります。

.NET Framework 3.0は、.NET Framework 2.0の機能はそのままで、以下の機能が追加されています。

  • Windows Communication Foundation (WCF)
  • Windows Presentaion Foundation (WPF)
  • Windows Workflow Foundation (WF)
  • Windows Cardspace (WCS) etc

なお、.NET Framework 3.5では、AJAX/JSON/RSS/Atom/RESTなどがサポートされるとのこと。

■IIS7.0

意外なお話ですが、IIS6.0では、深刻なセキュリティパッチはリリースされなかったそうです。

まあ、OSは除いてのことでしょうが、IIS4.0, IIS5.0の頃のセキュリティホールの嵐の時代から考えると、信じられないくらいの進歩ですね。「Trustworthy Computing」の取組成果でしょうか。

IIS7.0では、今まで1つのモジュールだったものを、40程度のモジュールに分割して、必要なもののみ組み込むことができるようになったそうです。これにより、パフォーマンスとセキュリティが向上します。

また、IISとASP.NETのアーキテクチャが統合され(統合モード)、非常にシンプルになったことにより、性能がアップしただけでなく、ASP.NETから全ての要求を処理するプログラムを書けるようになった模様。

おもしろかったのが、IIS7.0では、サイトの設定がASP.NETのweb.configに記述されるようになったことです。これにより、ASP.NETのアプリケーションでは、サイトのプログラムをコピーするだけで、IISの設定も別サーバに反映することができるようになります。

Webアプリケーションの設定画面を、IISの管理ツールに組み込めるというのも、結構便利かもしれませんね。

■ターミナルサービス

Windows Server 2008のターミナルサービスは、随分変わりました。

まず、TSゲートウェイというサーバを立てると、LANにあるターミナルサービスを、社外からSSLを利用してアクセスできるようになりました。

今まではVPNが必要でしたが、簡単にターミナルサービスをインターネット経由で利用できます。

まあ、セキュリティ的にどうかは、いろいろ考える必要はあるでしょうね。

あと、今までのターミナルサービスというのは、サーバの画面をクライアントに表示していましたが、Windows Server 2008ではサーバのアプリケーションのみを、クライアントで実行するようになります(ターミナルサービスリモートプログラム)。

ユーザは、ローカルのアプリケーションを利用しているつもりでも、実際はサーバのアプリケーションを利用している感じになるようです。

サーバ管理者が、クライアント用のインストーラ-を作成し、クライアントに配布する必要はあるようです。

これは、なかなかおもしろい機能ですね。

■トランザクションプラットフォーム

これは、Windows Server 2008の中でも、かなりおもしろい機能だと思います。

トランザクションプラットフォームを利用すると、ファイルやレジストリの更新にトランザクションを適用することができるようになります。

複数のデータベースやファイルを更新中に処理が失敗したら、ロールバックを行うだけで、全ての更新を無効にすることもできる模様。

こいつは、かなり便利ですね。

是非使ってみたいです。

■感想

Windows Server 2008には、他にも仮想化など多くの機能がありますが、かなり便利になるという印象を受けました。

今後の新規開発では、64bitや仮想化なども睨みつつ、Windows Server 2008の採用は、前向きに検討する価値はありそうです。

 

 

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