[書籍]エンジニアマインド Vol.2
エンジニアマインドのシリーズを初めて読んだのですが、この本はなかなか興味深いテーマを扱っていますね。
特におもしろかったのは、次の3つのテーマです。
- 賢い開発プロセスの使い方
- 神経言語プログラミングでチーム力アップ
- SEのためのやさしい法入門
◆賢い開発プロセスの使い方
この記事では、プロジェクトによって採用する開発プロセスを変えるという視点から、開発プロセスについて詳しい説明がされています。
この「プロジェクトによって採用する開発プロセスを変える」必要性は、最近よく感じます。なんでもかんでもウォーターフォールじゃあ、うまくいかないですよね。
この記事のすごいところは、10の開発プロセスを、以下の10の視点でレーダーチャートを掲載しているところです。
- 統合管理
- スコープ管理
- 時間管理(D)
- コスト管理(D)
- 品質管理(D)
- 人材管理(P)
- コミュニケーション管理
- リスク管理
- 調達管理
- 知識管理
今まで、「ウォーターフォールはもうだめだ」とか「これからはアジャイルだよ」という話は聞きますが、開発プロセスを比較する基準が提示されることがなかったので、この記事はとても参考になりました。
◆神経言語プログラミングでチーム力アップ
神経言語プログラミングは、NLP (Neuro Linguistic Programming)と呼ばれますが、本文から定義を引用します。
言葉、思考、振る舞いのパターンに関する研究の成果を体系立てたもの
NLPは、自分や他者とのコミュニケーション手法とも言えると思います。
しかし、NLPはコーチングなどとは違い、まだビジネスの現場で普及していないと思っていたのですが、開発プロジェクトに既に応用され、記事になっていること自体に驚きました。
NLPを開発プロジェクトに適用すれば、メンバーが気持よく仕事ができると思います。
◆SEのためのやさしい法入門
システム開発を行っているときに一番気になる法律関係のテーマと言えば、やはり次の2つでしょう。
- バグによる損害賠償責任
- プログラムの著作権
この記事は、この2つについて分かりやすく説明されています。
この記事で、「著作権」は譲渡可能だが、「著作者人格権」というものがあることを初めて知りました。
プログラムを外部の会社に委託した場合に、プログラムの著作権を譲渡されても、委託先が著作者人格権を元に同一性保持権を行使すると、プログラムの改変が行えなくなるそうです。
この対応は、契約で著作者人格権を行使しない旨を記載すればいいようですが、これを知らないで契約している人は多そうです。
ビジネスをする上では、法律の専門家は必須ですよね。当り前のことではありますが。。。
なかなかお勉強になる本でした。
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